コロナ禍における大学生の相談支援:神戸市立2大学の現状とサポート体制

コロナ禍における大学生の相談支援:神戸市立2大学の現状とサポート体制

1. 市立2大学の相談体制と相談件数の推移
神戸市外国語大学(外大)と神戸市看護大学(看護大)では、コロナ禍による生活変化を受け、相談体制を強化しています。
相談窓口: 外大では公認心理師による「学生相談室」を設置し、看護大では少人数のクラス担任制に加え、保健室や心理相談室の公認心理師が連携して対応しています。
相談方法: 対面だけでなく、電話やZoomを活用したオンライン面談も導入されました。
件数の推移: 外大では令和3年度に過去最多の540件、看護大でも105件と、いずれも増加傾向にあります。
2. 相談内容の変化と学生の現状
対面授業の再開やオンラインとのハイブリッド化により、相談内容に変化が見られます。
主な内容: 心理面では「漠然とした不安」や「気分の落ち込み」、学業面では「オンライン授業で周囲に相談できない」といった悩みが最多となっています

生活環境の課題: ハイブリッド授業により、学生にはスケジュール管理やモチベーション維持の負担が増しているほか、日常を取り戻すタイミングを失い大学生活に不適応を起こすケースも分析されています。
3. 「令和2年度入学生(現3年生)」への重点支援
入学当初から制限を受けた、現在の大学3年生に対する寄り添ったサポートが強化されています
外大の取組: 友人関係を築く機会が乏しかった3年生に対し、ゼミ単位での懇談会を実施し、就職活動を前にした横のつながりの再構築と不安軽減を図っています。
看護大の取組: 看護職に欠かせない「臨地実習」の機会を確保するため、感染対策を徹底した対面実習やオンライン実習を柔軟に組み合わせています。
4. 悪質な勧誘団体への注意喚起
他大学で報告されている、ボランティア団体などを装った不適切な勧誘(旧統一教会の関連団体など)への対策も講じています。
現状: 現在のところ両大学で具体的な被害報告はありませんが、ポータルサイトやグループウェアを通じて注意喚起を継続しています。
周知: 大阪大学での事例などもリンクで共有し、学生がトラブルに巻き込まれないよう啓発を強化しています。
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