学校防災マニュアルの改訂に関する報告書まとめ
1. 改訂の背景と経緯 各学校では学校保健安全法第29条に基づき、防災マニュアル(危険等発生時対処要領)の整備が義務付けられています。近年、激甚化する集中豪雨や台風などの風水害が多発していることや、文部科学省から新たなガイドラインが示されたことを受け、神戸市では令和4年2月に「学校園防災マニュアル作成指針」を策定し、これに基づき各学校でマニュアルの改訂が進められています。
2. マニュアル改訂の主な内容 従来の指針を基に、学校の立地や実情に応じた、より詳細かつ具体的で実効性の高いマニュアルへの更新を図っています。
教員の行動指針: 災害の種類や状況に応じ、教員一人ひとりが取るべき具体的な行動を詳細に定めています。
引渡し手順の明確化: 保護者への連絡内容や、児童・生徒を確実に引き渡すための具体的な手順を盛り込んでいます。
3. 災害発生時の具体的な対応プロトコル
地震発生時: 登校後に震度5弱以上の地震が発生した場合、まずは校内での安全を確保します。その上で、保護者が安全に迎えに来ることが可能であれば、速やかな引渡しを行います。
津波警報発表時: 浸水想定区域の学校では、あらかじめ周知している2次避難場所や校舎の上部階に避難して安全を確保した上で、保護者への引渡しを行います。
気象災害への柔軟な対応: 近年の台風や大雨の激甚化により、安全な下校の担保が難しいケースが増えています。そのため、一律の下校ではなく、学校が状況を判断し、保護者の状況も配慮した上で引渡しを行うなど、柔軟な対応が求められています。
4. 防災体制の維持と周知
保護者への周知徹底: 災害時には通信障害が発生する恐れがあるため、引渡しの条件(震度5弱以上など)については、毎年年度初めに保護者へ周知し、意識の共有を図っています。
訓練と学習の充実: 非常時に適切な対応が取れるよう、保護者の協力の下で引渡し訓練を実施しています。また、計画的な防災学習を充実させることで、子供たちの安全確保に努めています。













